Gitポケットリファレンスを読んだ
- 作者: 岡本隆史,武田健太郎,相良幸範
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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プロジェクトでGitを使う機会が増えてきて、 通常の業務で困ることがなくなったけど、 もうワンランク使いこなせるようになりたいなーと思ったので、 読んでみた。
以下、勉強になったコマンドを張り付けていく。
git config
Git の各種設定を表示、変更する。
以下、興味をもった設定のみ記載。
commit.template
コミットメッセージのテンプレートをファイルで指定する。
core.whitespace
git diffなどで不正な空白文字を検出して通知する。
push.default
引数なしでgit pushされた際に、どのブランチにプッシュするか指定する。
git commit
インデックスに登録した変更内容をローカルリポジトリに反映する。
-a
バージョン管理している全変更をコミットする。
-c
コミットメッセージを以前のコミットやタグから読み込む
--dry-run
コミット結果を表示。実行はしない
git add
変更内容をインデックスに登録して、コミット対象にする。
-p
パッチ形式で確認しながら1つずつインデックスに登録する。
-A
バージョン管理対象になっていないファイルも含め、すべてをインデックスに登録する。
-n
addコマンドの実行結果を確認する。
-i
変更内容をファイルずつ確認しながら、インデックスるに登録する。
git rm
バージョン管理しているファイルを削除して、バージョン管理の対象外とする。
-- cached ファイルを残したまま、バージョン管理対象からファイルを削除する。
git reset
インデックスに登録したファイルをコミット対象から外します。
-p
インデックスに登録された変更箇所をバッチ形式で1つずつ選択して、インデックスから取り除きます。
--hard HEAD^
直前のコミットの一つ前の状態にソースを戻す。
--hardを間違えて実行した場合
reflogを使う。
git revert
コミットした内容を取り消すコミットを実行する。
-m parent-number
マージコミットを取り消す際にどのブランチをメインラインとして残すかを指定する。
--no-edit
revert用に自動生成されるコミットメッセージをそのまま採用する場合に指定する。
-n(--no-commit)
revert内容のコミットを自動で行わない。
git pull
共有リポジトリ(リモートリポジトリ)から変更を取得し、現在のブランチにマージします。
--rebase
変更を取得した後、rebaseを行う。
--no-ff
必ず、マージコミットを行う。明示的にマージしたコミットを残す際に利用する。
--squash
リモートブランチの複数のコミットを一つのコミットにまとめてブランチに取り込む。
git fetch
共有リポジトリ上のリモートブランチの変更を取得する。
-p
取得後に存在しなかったリモート追跡ブランチを削除する。
--dry-run
取得結果を確認する。取得結果の反映はしない。
git push
ローカルブランチへの変更を共有リポジトリへ送信します。
-u
新規に作成したリポジトリやブランチをプッシュする際に、ローカルリポジトリのブランチとプッシュ先リポジトリのブランチの対応付けを行う。
--mirror
リモートリポジトリにローカルリポジトリの内容をそのまま複製したいときに使用する。
git remote
リモートリポジトリを一覧表示、追加、削除、変更をします。
-t branch
pullコマンドで更新内容を取得するリモートリポジトリを限定できる。
remote prune
リモート名
git branch
--no-merged
カレントブランチにマージされていないブランチを表示する。
--merged
マージ済みブランチを表示
デフォルトでは共有リポジトリのタグやブランチをどのユーザでも消せてしまうので、共有リポジトリにフックを設定することでそれを防ぐことが可能。
git checkout
-b
ブランチを作成して、切り替える。
-t
リモート追跡ブランチからブランチ作成をする前に、作成するブランチにアップストリーム設定をする。 ※ アップストリーム設定とはpushやpull時の指定を省略できる。
-p
パッチ形式で確認しながら1つずつコミット時点のものに戻す。
git tag
-a
注釈付きのタグを作成する。
-s
署名付きのタグを作成する。
git archive
配布用のファイルを作成する。
git merge
対象ブランチの変更を現在のブランチに取り込む
--no-ff
マージコミットを必ず生成する。
--log
マージコミットのコミットメッセージにマージされるコミット郡の一行目のコミットメッセージを含める。
--no-commit
マージ後、自動的に行われるコミットを行わない。
競合発生時でファイル単位で解決を行う場合
git checkout MERGE_HEAD XXXX.txt git checkout ORIG_HEAD XXXX.txt で解決できる。
Merge時にFast-forwardマージとコミットマージのどちらを採用すればよいか?
ウォータフォール的にかっちりとした開発モデルのプロジェクトの場合はどのブランチで作業して、いつマージしたかを分かりやすく把握するためにコミットマージを使用する。開発者が分散していて、自由度の高いOSSプロジェクトの場合は、「履歴を一直線に保って見やすくする」方針を取ることが多い。
git rebase
コミット履歴を変更して、ブランチの分岐元を置き換えることができる。また、コミットの順番の入れ替え等、コミット履歴を編集できる。
--onto []
ブランチが「どこのブランチから分岐したか」を修正します。実行後は、
rebase | --continue | --skip | --abort
rebase実行中に、競合が発生した場合、競合を解決してrebaseを続けるか、競合が発生したコミットをスキップしてrebaseを続けるか、rebaseを取りやめて、rebase実行前の状態に戻るか選択する。
--continue
競合解決中にリベースを再開したい場合に使用する。
--skip
競合解決中にそのコミットをスキップしたいときに使う。スキップしたコミットは適用されない。
--abort
競合解決中にリベースを中止し、リベース開始前の状態に戻りたい場合に使用する。
--squash
複数のコミットを一つにまとめる。
git log
現在のブランチのコミットメッセージを表示します。
--graph
コミットの履歴をグラフで表示する。
--color
出力を色付けする。
--left--right
2つのブランチ間のコミットの差を表示する場合に使用する。
--reverse
逆順に表示する。(古いコミットから順に表示する。)
git diff
インデックスに未登録の内容や次のコミットで反映される内容を表示します。
--cached
特定のコミットとインデックス間の差分を表示する。
-w
行同士を比較するときに、すべての空白文字を無視して比較する。
-b
行末の差分を無視して、差分を表示する。
git show
コミットの差分、もしくはファイルの内容を表示する。
--oneline
コミットメッセージを1行で表示する。
git blame
ファイルの特定の場所がどのコミットで変更されたかを参照できる。
-L
表示する行の範囲を指定する。
-M
同じファイル内でコピー&ペーストした行を検出し、元となるコミットを表示する。
git reflog
リポジトリの操作履歴を確認できる。
git svn
SubversionのリポジトリをGitで操作する。
Subversionを共有リポジトリに使用していても、ローカルではGitを使用できる。